子供のバネ

『詩集ノボノボ』より子供のバネ 他人事なのか、自分事なのかで 人の心は まるで反対に動く 最近そんなことを実感した・・・・・・・・ ピカピカの小学校一年生 わが初孫ユウキくん ここ一週間ぐらい 暗い日々のようだった らしい。。。 娘や、お手伝いさん…

あったかい日の丸

(友人のアーティストMidoriさんより拝借しました。「ベニスの日本祭」スナップ) Midoriさんの作品はあったかギャラリーでどうぞ!(クリック!) 『詩集ノボノボ』よりあったかい日の丸 イタリアのベニス 日本の祭り たこ焼き屋さんとか 屋台がたくさん出…

値切りと漫才の世界

(北斎漫画より) 『詩集ノボノボ』より値切りと漫才の世界 おばちゃんたちの値切りわざ どこの国でもよく見る光景 たくましいな〜 まるで なにわの漫才だ 漫才といえば ボケとツッコミ 思えば世の中 すべて正と反 男と女 陰と陽 凹に凸 空に海 ボケとボケで…

タイムマシンで旧友と再会

(中学二年。左から二番目が直哉君、右端は私) 『詩集ノボノボ』よりタイムマシンで旧友と再会 お釈迦様はさすがだ! 今に至るまで タイムマシンは動いている 年に三回 彼岸と盆に 霊界パワーが全開となって 時空を超えた再会がある そして私も 懐かしき友…

おだやかなお彼岸

『詩集ノボノボ』よりおだやかなお彼岸 お彼岸の入り日は快晴だった 墓地は色とりどりに お彼岸の花で満ち まるで生気を感じるような 大賑わい 子どもからお年寄りまでのユニットが 彼岸にそのつど結成されて 一座が車に乗ってやってくる ひとつしかない水場…

あったかい新聞バッグ

『詩集ノボノボ』よりあったかい新聞バッグ 四万十川で生まれた手仕事が 人のハートに運ばれて 被災地宮城のおばちゃんたちに やって来た それは「新聞バッグ」 えっ、何それ? 古新聞でエコバッグを作るんです 売るんです そんな「なりわい」プロジェクト …

ほほえみがえし

(杉浦日向子『江戸アルキ帖』より) 『詩集ノボノボ』よりほほえみがえし 「ほほえみ食堂」と 私が勝手に呼んでる店がある 店の主人も姉さんたちも いつも変わらぬ微笑みで おいしい蕎麦をつくってくれる 蕎麦も美味いが その微笑みが絶品で 何度か食べに行…

窓はすばらしい

(彫刻家福嶋敬恭氏 元鶏舎に作った手造りの窓) 『詩集ノボノボ』より窓はすばらしい 心の窓っていうのは 本当だ 窓から外を眺めていると 実に心が落ち着くな〜 外の景色や人の往き来は 心のマッサージだ たまに鳥なんかもやってくる 柄にもなく かわいいな…

うどんやの外国人

『詩集ノボノボ』よりうどんやの外国人 丸亀製麺 釜揚げうどん 近くにあるのでたまに行く しょうゆの匂いととともに 何やら 異国の言葉が漂ってきた。 お〜っと、青目の外人さんたちが食っている うまそうに 天ぷら おにぎりまでつけて おれたちだって食って…

二足のわらじ

(孫と一緒に草履編み) 『詩集ノボノボ』より二足のわらじ ひとつだけじゃ大変だ 服もそうだが わらじだって 履き続ければすりきれる ところが 社会の向きはその反対 「しごとでは わらじは 一足だけしかはけません」 だから いつも我慢して はいている 一…

一年ぶりのプール

『詩集ノボノボ』より一年ぶりのプール 毎年おんなじだな〜 やっぱりこの時期 プール通い 正月メタボの特効薬? さ〜 入るぞ! シャワーを浴びて メイン会場へ 堂々の入場 いましたぞ! 懐かしき面々 ジャグジーの縁に 足を投げ出す 常連おばさん 人魚?でし…

サウナで昔話

(北斎漫画より) 『詩集ノボノボ』よりサウナで昔話 日帰り温泉 サウナ部屋 「よっこらしょ!」 関取のようなおっさんが 正面にあぐらをかいて鎮座した・・・・・・・・ 堂々と二人分を占有し まるで 稽古後の相撲部屋 まわしの代わりに タオルをおいて み…

何にもない町

(再開した蕎麦屋さん『てらっぱだげ』より見た町の風景) 『詩集ノボノボ』より何にもない町 雄勝(おがつ)に行ったのは 実は 生まれて初めてだった 同じ宮城県人なのに 恥ずかしい この日は 川に誘われた 多くの支流を呼び込み 満々として 喫水を超えそう…

ほほえみ食堂

(杉浦日向子『江戸アルキ帖』より) 『詩集ノボノボ』よりほほえみ食堂 そば屋さん? らしいんだ でも 普通の定食も出すんだよな〜 バイパスに新しくできた食堂 今日は二回目だ この前は とっても感じよかった 今日は もっとよかった この前と ほほえみ度数…

子どもの世界

『詩集ノボノボ』より子どもの世界 子どもは正直だ 産まれたまんまだ 子どもの様子を見ていると 思い知らされるな〜 わが身の原点を まず 子どもは食い意地がとても強い 間もなくクリスマス ケーキにナイフが入る瞬間 ぐぐっと身を乗り出す オオカミのような…

ストーブ売り場で

『詩集ノボノボ』よりストーブ売り場で ボーナスは たぶんまだのはずなのに 郊外の電機屋さんは 人でいっぱい どういうわけか店内は ボーナスに関係なさそうな おっちゃん、おばちゃんが大半だ ストーブ売り場が大混雑 かくいう私も 父に頼まれ買いに来た 安…

ランドセルの詩

『詩集ノボノボ』よりランドセルの詩 ぴっかぴっかのランドセル いったい何が入っているか 知っている? 私はこの歳で知った いや 思い出した それは「夢」だった それを知ったのはゆうべ 突然頼まれ 老ベビーシッターの私 上の孫が 満面笑みで 押し入れから…

じゃんけん戦争

『詩集ノボノボ』よりじゃんけん戦争 人間はとっても野蛮になる 子どもから 大人になると 思い出してみた 子ども時代の勝負ごと 勝ち負けって どんなふうにして決めたっけ じゃんけんで決めたよな 殺し合いなんかしなかった あたりまえだって? なら 大人の…

ばあちゃん食堂

『詩集ノボノボ』よりばあちゃん食堂 おととい スタッドレスに交換した ずいぶん早いな? わけがある あした 私はもみじ号の運転だ 乗客はといえば 親父に 元親父の同僚女先生二人 みんな八十以上の一人暮らし きっと 若いと言われるな あたりまえだが 栗駒…

お昼の風景

(北斎漫画より) 『詩集ノボノボ』よりお昼の風景 昼めしどき いったいどこにいるんだろう? 仕事熱心な男たち 私の昼食場所は どの店行っても おばさんばっかり いや ヤンママ集団もたまにいるな これはきっと おばさん化してきたんだ この俺が ま〜 いい…

いくさの話

(香月泰男 かづきやすお シベリア・シリーズ「点呼」) 『詩集ノボノボ』よりいくさの話 もう何百回 聞いたことだろう 父の戦争体験記 シベリア抑留記 そして帰国後のあれこれ とまどいを 終戦の前の年 学徒動員やらで 貨車に 貨物船に 家畜のように積みこま…

焼き鳥のけむり

『詩集ノボノボ』より焼き鳥のけむり たまにしか行かない近所の居酒屋で 焼き鳥を焼いてもらった 帰ってきたら 体が焼き鳥のけむりくさい たった二串だけなのに 十数年前を思い出した あれは駅前の小さな居酒屋 私より一つ上のおばさんがやっていた たまに一…

緑の絹をつらぬき通す

『詩集ノボノボ』より緑の絹をつらぬき通す 「金色の光の針は 緑の絹をつらぬき通す」 で、始まる詩を書いた あれは高校二年 国語の時間 「みんな外に出ろ 詩を作ってこい」 と、先生が言った 光まぶしき初夏の あの日 芝生に寝転び 空を見ながら想を練った …

すべり台の子供たち

『詩集ノボノボ』よりすべり台の子供たち さわやかな秋の昼 公園まで歩いて行った 途中レッドロビンの生垣に 季節はずれの色とりどりの朝顔が 一緒にきれいに咲いていた 人通りがほとんどない小路は とっておきのあれこれを見せてくれる たまに通る人への大…